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【くだらないこと】博多から実家まで

博多から北九州の実家まで、普通は高速バスで、少し時間がある時は鹿児島本線を利用する。

しかし、昨日は、一昨日飲んだ時に「篠栗線」の話が出たのを思い出し、筑豊を横断するこの線を使った。

快速もあるのだが一時間に一本の各駅停車で直方までである。

ところで、この「篠栗線」。地元では「しゃしゃぐりしぇん」と発音する。恐らくは「さ、す、せ」がうまく発音できず「しゃ、しゅ、しぇ」となるのだろう。前述の鹿児島本線も「かごしまほんしぇん」となる。ちなみに熊本辺りに行くと「かごんまほんせん」である。どうでもいいことだが。

さらに、どうでもいいことだが「王選手は三球三振3三振です!」は、「おうしぇんしゅはしゃんきゅうしゃんしんしゃんしゃんしんタイ!」となる。当然のごとく「Thank you」は「しゃんきゅー」である。

これまた、どうでもいいことだが「先生、世良君が廊下を走ってます!叱ってください!」は「しぇんしぇい、しぇらくんがろうかをはりようちゃ!おこっちゃりー!」となる。

さて、この篠栗線、博多駅だと8番ホームにある。一番隅っこでしかも7番線に隠れた先にある。「知ったやつしか乗せんバイ」と、博多駅長の声が聞こえるようである。

それでも、ようやくホームを見つけた。目当ては10時34分発の各駅停車直方行きである。ちなみに「直方」は、炭鉱で有名だった筑豊地方にあり「ちくほう」が訛って「ちょくほう」と発音する。

うそである。

直方は「のうがた」である。「おのおの方」から地名が付いたのである。

うそである。

そうそう、篠栗線。なんとも、味わい深い名前だ。そして単線である。もちろん「たんしぇん」である。

そう言えば、高校生のころバイクの大型免許はここまで試験を受けに来なければならなかったことを思い出した。今でも、そうなのだろうか。

ようやく、折り返しの列車がホームに入ってきた。ジーゼル車の音、振動、匂い。

想像するだけで、私の10cm以上の厚い脂肪に覆われた軟弱な心臓も、しっかり鼓動しているのがわかるほどドキドキしている。

あれっ? 電車?

電化された??? しゃしゃぐりしぇーーーーん!

気を取り直して、列車、いや、電車に乗り込込んだ。さすが土曜日の午前中、博多から逆方向の電車に乗り込むものは、そう多くない。

しかも、みんな顔色が悪い。昨晩、中州で飲みすぎてカプセルホテルに泊まったと顔には書いてないが、元気はない。

しかし、この篠栗線。この二日酔いにも風情を感じさせてくれる。

山に差し掛かるまでは博多郊外の住宅地を縫うように走る。山に入るとちょっとした渓谷に張り付いて走る。単線特有の小さいトンネルをいくつも潜って筑豊へ向かう。

複線と単線では工事費用もまったく異なるのだろうななどと考えている間に駅に到着した。

単線なので、電車のすれ違いは全て駅である。そのために駅の前後は複線となる。少し早く到着すると、下りの博多行きを少し待つことも多い。

向かいのホームには二人連れの若い女性が多い。かかとの高い靴で、少し茶色に変色した長い髪の毛。「今日は博多やけんね。なんしようか。」などとお喋りしているのだろう。みんな笑顔だ。きゃっきゃしている。

そうそう、今日も働いているキャビンアテンダントのことを思い出した。そうだ!パンツははいてきた。大丈夫だ。

さて、ホームから目を下の向けると線路が見える。なんということもない線路だ。

ふと、頭にあることがよぎった。与儀さんのことではない。JR北海道の線路のことである。線路幅の点検で異常が多く見つかったとのこと。

線路がずれる?

どうやってずれるのだろうかと思って線路を見直した。枕木はコンクリートである。たんしぇんでも木じゃないのね。しかも、でっかいネジで止め、強力なばねみたいなもので固定している。

全くずれそうにない。ネジが緩むのだろうか? 折れるのか?

ここで、前日に一緒に飲んだ人の言葉を思い出した。

「JR北海道は、ひょっとしたら枕木に釘じゃないのか。」

釘?

そう釘だと、緩むし、抜けるし線路もずれるだろう。最近は列車の性能も上がり高速化している。さらに、自然も九州とは比較にならないほど厳しい。コンクリートの枕木は北海道の厳しい自然には耐え切れないのだろうか。

「金がないんじゃないか?」

その人は言った。もし、そうならばそんなことはJRの人は言えないだろうなぁなどと考えていた。

「募金したらどうか。枕木をコンクリートに!」

この御仁、相当な鉄が入っている。目はキラっキラっしているが、鉄分が反応してのだろう、その目も相当に赤くなっている。そう言えば、顔の赤さも増している。

その後も「20両編成の客車を北海道で走らせてほしい。20両編成バイ!」などと話し続け、夜は更けた。これが「すっすっす事件」につながったのだが。

そう言えばJR九州、豪華寝台列車「ななつ星」3泊4日で九州各地をフルサポートで回る旅、最高77万円。しかも、来年の夏くらいまで予約が一杯だそうだ。外国人にも人気なのだろう。

列車あたり14組。週で28組。一年だと1456組。一組平均100万だとするとざっくり一年で15億円の創出。ところで、JR九州の鉄道事業は120億円ほどの赤字だ。逆に関連事業で130億円ほどの黒字。ぎりぎりの15億円ほどの営業黒字。それに匹敵する創出である。これは凄い!

20両編成客車、7泊8日北海道鉄道の旅だと人気も凄いだろうななどと、恐らくは0.001秒くらい味わったところで、満員の博多行きがホームに入ってきた。みんなこれからの博多が楽しみのようである。みんな笑顔だ。私も笑顔である。

しゃしゃぐりしぇん。博多から直方まで各駅停車で70分ほどだった。途中の桂川で筑豊本線を合流し単線は終わる。そして、筑豊の中心飯塚に至る。

その飯塚を抜けて少し走ると、見慣れた山々が見えてくる。

福智連峰である。

福智山であり福知山ではない。

北は皿倉・帆柱・権現、金剛、尺、雲取から福智へ。そこからさらに南へ目を向けると香春岳と霞み連なっている。そして、その麓を川筋で有名な遠賀川が這っているこのあたり一帯は「げってんもん」の土地でもある。

昨日は生憎雨模様で、山肌から沸いているような雲に覆われていた。青空にくっきりと連峰という絵葉書的景色も素晴らしいが、雨に煙った風情も悪くない。

何十年ぶりの終点直方駅。向かいに11時45分直ぐに出発の折尾行きが待っている。それで中間あたりで降りて帰る選択肢もあるが、SUICAでピっと910円、そして目の前のバスセンターに移動。

小学校のころ北九州の実家から田川伊田の旧実家まで急行田川行きで良く出かけたものだ。その途中で停車していたのが、この直方駅。このバスセンター入ると明らかに時刻が凍り付いている。昔のままのような気がした。

数字がまばらの時刻表を見ると急行黒崎行きが、ちょうど12時発。いいね。ピピっと乗り込みピっと降りた。

久しぶりの実家近くのバス停から歩いて帰る途中、これまた時刻が張り付いた田んぼがある。

中学のころ、蛇をこの辺りでよく採ってたものだ。あるとき青大将が穴に潜り込んだので、友達と二人で尻尾を引っ張り、引き出した。何と恐らくは2メートル以上の大蛇。ぶんぶん回して弱らせてやっつけた。

後で、青大将は農家にとってさまざまな害虫を食べる守り神だと教えられそれ以来この件は封印してきた。この大蛇、それから一月ほど、この田んぼのあぜ道で放置され異臭は発していた。通る度に、守り神の冥福を密かに祈ったのを、歩きながらこれまた、0.12秒ほど思い出した。

しかも、この田んぼ昔ながらに「はざかけ」で刈った稲を干している。昔から、なーんも変わっとらん実家周辺を歩き、実家の扉を帰ると、父親が「おかえり」。

そう言えば、母親は、先週から東京で仕事。私のアパートで一人で羽を延ばしているのだろうと思いながら、父親と近場の温泉に出かけた。そんな一日だった。

コメント

No title

「ささぐりしぇん」+「筑豊ほんしぇん」も、今は、「福北ゆたかしぇん」。
新幹線で帰省して在来線に乗り換えるときに聞こえてくるアナウンスは、
「鹿児島ほんしぇん下り、福北ゆたかしぇん経由博多行」。
しかし、最近は、「しぇん」を聞くことが殆どなくなったね。
若い人からは方言や訛りが消えているし、駅員さんも世代交代したんやろね。
帰省したとき、電車の中で「もう、しゃ~しいち言いよろうがね!」という若い母親の子どもを叱る言葉を聞くとホッとする。
「~ち言いよろうがね!」は、自分自身毎日のように言われたけど(笑)。
「しゃ~しい」「なんかかる」「~しきらん」「こまめる」「穴がほげる」「「なおす」…なつかしい。
若い頃、北九出身者で飲みに行く時、わざと北九弁で大声出して周りの反応を見て喜んでた事があったなあ。
アホ丸出しやな(大笑)。

No title

ちとちゃが良いですよね!北九に帰ってきたち感じるっちゃ!(笑)

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プロフィール

どらいつ 家主:どらいつ

情報セキュリティ会社勤務。13年前からタバコを止めたが禁煙はしてない。ダイエットとリバウンドの繰り返し。


1958年 北九州市生まれ。大原小学校、池田小学校、香月中学、北九州予備校、東筑高校、熊本大学土木科(中退)、1984年就職、現在にいたる。

中学時は水泳部。部内で平泳ぎ 4位(4人中)。高校・大学時代9年間はラグビー。ポジションはフッカー。当時に今の体重があれば、、

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